数的処理の勉強

数的処理の問題は

 

①分岐がなく、仮定を必要としないまま条件を羅列すれば解が定まるもの

②分岐があり、仮定の上で進めていくとどちらかで矛盾が発生し解が定まるもの

の二つの大きな区分けがあり、難易度を上げる方法はそれぞれに1つしかありません。

 

①については条件を利用できるようにするまでの道のりを複雑にしたり(ド・モルガンの法則など)、数学的な知識を要求したり(整数問題など)することで難易度が上がります。対策は参考書を読んでオーソドックスな条件の隠し方を覚えることです。

 

②については仮定を2つ以上必要とするもの、余事象を使うもの、仮定したうえでさらに仮定を要求し3つ4つと分岐するもの。対策は過去問を解くことです。

過去問を2年度分も解けば、数的処理の分岐についてどの程度の難易度なのかが概ね理解できるはずです。「分岐は2つだけ、2つに仮定してそれぞれ再度条件と整合性を確かめれば時間をかけずに片方が潰れる設計になっている」くらいのことがわかります。

 

もちろん①と②を組み合わせて難しい問題を作ることもできますが、

過去問を3年度分も解けば例えば「1問は少しマニアックな知識を要求する問題がでる」とか「1問は複雑な分岐があるが選択肢から簡単に1つに絞り込める問題が出る」といったことまでわかるようになり、本番でも高をくくった状態で開放の手探りができるはずです。イレギュラーで難しい問題が出ても大丈夫です。だってみんな解けないですし、みんな解けない問題を出すとそれだけ選考の制度が落ちますから、人事に配属された公務員が自分の代に難易度のベアをするとは考えづらいからです。